修復

 欧米では、建築物をはじめとして壁画、油絵、彫刻などの修復が行われ、修復士にはそれなりの社会的な地位があります。
日本ではどうしても修繕といったイメージが拭えないようですが、日本の文化財たる漆工品を保存、復元し
次の世代にその品物と共にその技術を残していくのは今、漆に携わっている我々の使命だと考えています。

　塗りや、蒔絵の技術があっても、医者の手術と同じで1つ1つ状態の違う漆工品にどう対処するか、
数をこなしていくしかありません。しかし試しにやらせてくれる人はいません。
​人の大切な品物をどうしたら託してもらえるか、預けてもらえるような信用も必要です。

実績

オーストリア
・オーストリア国立応用美術館　(ウィーン）　　　　　　　　
・民族博物館　(ウィーン ）　　　　　　　　　　　　　　　　
・シュバルツェンベルグ公爵のコレクション　（ウィーン）　 
 
ドイツ
・東洋美術美術館　（ケルン）　　　　　　　　　　　　    
 
イギリス
・希望財団　(イギリス、ロンドン)　　　　　　　　　　　　　
（ナセル･ハリリ　コレクション）　　　　　　　　　　　
 
アメリカ                                                                                
・モリカミ美術館　（フロリダ）　　　　　　　　　　　　　　
・ミルトン美術館　（フロリダ）                         　 
・ドコティ・スミス　コレクション　（フロリダ）　　　　　　
・サンアントニオ美術館　（テキサス）　　　　　　　　　　　
　（キャサリン･エジソン　コレクション）　　　　　　　　
・シカゴ美術研究所日本美術部門　　　　　 　　　　
 　ロージャーウェストン棟　（シカゴ）　　　　　　　　　　　
・エドモンド･ルイス　コレクション　（シカゴ）　　　　　　　
・ジョセフ･カースティン　 (マイアミ)　　　　　　　　　　
 
その他、国内外の美術館、博物館、ギャラリー、オークションハウス、個人のコレクター　等